2014-08-10

ジョン・クリーズが生きているうちに、もっともっと拍手をしたい。

 おれ、モンティパイソンの最期を観に、ロンドン行ってきました。
既にかなり間が空きましたが、気が向いたらレポートします。

それより、
パイソン熱が冷めないなか、どうしても気がかりな事があるんです。

■ジョン・クリーズが、モンティパイソン再結成公演の直前に
ソロで全世界を回ったツアー公演のタイトルは
"Last Chance to See Me Before I Die"でした。

これが、冗談に聞こえないんです。


■ジョン・クリーズを見るたびに、
「新しい作品を見てほしい」という強い意志を感じてきました。

(1) そもそも、ジョン・クリーズは「過去の焼き増しだから」と言って
Flying Circus 4th seasonにも参加しなかった。

(2) 「モンティパイソン パーソナル・ベスト」というDVDボックスでも
唯一モキュメンタリーとして新しいネタを入れていた。

(3) Not the Messiah (He's a Very Naughty Boy)にも
ジョンだけ出ていない。

ぱっと思いつくのは、この3点。
もっと挙げられる人も多いでしょう。

これまでモンティパイソンの再結成が実現しなかったのは
ジョン・クリーズが拒んでいたから、と言って間違いないでしょう。

■その、ジョン・クリーズが、
過去を振り返っている事に、おれはおびえています。

(1) 今回のモンティパイソン再結成公演に乗り出した。
しかも大々的に「最後の公演」を銘打って。

(2) 前掲のソロ・ツアーのタイトルと、内容。

(3) 「嫌気がさした」と公言していたsilly walkを題材にしたゲームを出した。

(4) 11月には、自伝を出版する。

■立川談志さんが亡くなった時を思い出します。
おれは、後から気づいたんですが、
立川談志さんは、
きれいに過去の活動を総括して、
いろんなところに挨拶をしてから亡くなっています。
(個人的面識があるわけでもないので、ファンが遠くから見て、の感想ですが)


■ジョン・クリーズが生きているうちに、もっともっと拍手を聞かせたい。
いつまで経ってもモンティパイソンの最期の公演が上映されない東京に住みながら、
思っています。

おれよりも年上の方は、
ジョン・クリーズの凄さをもっと知っているでしょう。
みんな、もっと拍手しましょうよ。
星が堕ちる前に。