2016-08-31

もっと儲けろ、日本映画



 仲代達矢さんのフィルモグラフィーを辿りながら、今やDVDやソフトも手に入りづらく、名画座でもたまにしかかからず観るのに一苦労する日本の名画が多くあることに驚いた。この、アーカイヴが無限に残せる時代に!

 これは権利関係が堅く、産業を守っているからであろう。洋画は比較的、ストリーミングという実体のつかみにくいビジネスモデルに順応している印象だ。(儲かるなら、と動きが早い)日本の名画も、早くアクセスしやすくなるといいなあ。

2016-08-30

仲代達矢さんの映画


 仲代達矢さんの映画を、次々と観ている。ほんとうに素晴らしい作品にたくさん出ていらっしゃる。おれは、仲代さんが「そこにいてそこにいない」というような役をやられているのが特に好きだ。

 時代を経て、おれにはわからない作品も正直、たまにある。そういう作品は、仲代さんが出てくるのをじっと待つ。アイドルのファンみたいだ。作品自体には、いまいち乗れないけれど、「あの人」を観たくて一生懸命、観る。

こどもの頃、「ジミー・ペイジがスタジオ・ミュージシャンとして演奏しているらしい」という一点にしがみついて聴いたCDを思い出す。でも、そうやって新しい嗜好がひらかれる、ということはあるもので。

2016-08-28

大人なのに、幼稚園児みたいなことしてて幸せ



 大人になると、いろいろと用事は増えるもんだ。めずらしく、まったく用事のない白紙の日が数日できた。直前まで、あれしたい、これしたい、観たい映画がある、行きたい店がある、食べたいものがある、それからムフフ・・・と鼻の穴を拡げていたのだが、結局、一日中、墨汁で絵を描いていた。

幼稚園児みたいな生活で、かなり楽しかった。大人って、もっと大人っぽい遊びをするんだと思ってた。こどもっぽい遊びで満喫してしまうなんて、大人っぽくないなと自嘲しながら幸せなことだと思った。

2016-08-27

シャーリー・マクレーンは一休さんの愛人だったか



おれはガイコツが好きだ。一休さんがガイコツのマンガを描いた(と言い伝えられている)と知り、初めて「とんちばなし」とアニメ以外の一休さんに関心を持った。

手に取ったのは、「一休骸骨 図版と訳注」。印刷もきれいで、訳も読みやすくて、おかげで大好きになった。特に好きな一節は「くもりなき ひとつの月を もちながら 浮世の闇に まよひぬるかな」


 ところで、先日シャーリー・マクレーンの出演作を調べようとwikipediaを調べるとびっくり。シャーリーは、「ニューエイジ」という思想に傾倒していて、輪廻転生説を支持しているそうだ。そして、「自分は前世で一休宗純の最愛の伴侶であった」と発言していたらしい。「盲目の三味線弾きで、70代後半の一休よりも40歳も若かった」そうだ。


これって、一休さんが狂雲集の中で赤裸々に性愛を歌っている相手、「盲目の森女」のことだろう。狂雲集を読みながら、あれがシャーリーだったら、と思うとムフフなのだ。

2016-08-26

墨汁とピカソの絵


 筆と墨汁で描くのが楽しくてしょうがない。ピカソの画集をひっぱり出して、テーマや女性の表情を模写した。

2016-08-24

新宿の書道センター


 筆と墨汁で描くのが楽しくてしょうがない。久しぶりに「時間を忘れる」感覚を覚えた。ふとしたきっかけから筆を手に取った幸運。

道具を買い足しに新宿書道センターに行ってきた。高級で手の出ないものから、えっと思う破格までああ、これまた楽しい買い物をした。

店主のおかあさんが、

「うちの常連は、古くて良い紙や筆を目当てに
 来るんだけど、周りには内緒にするのよ。
 ぜんぜん評判を話してくれないの」だって。

2016-08-22

犬を見習う

 

 気圧が下がると、身体がだるく、頭がくらくらする。

おれは生まれつき血の巡りが悪いらしい。

つまらないことにイライラしたり、落ちこんだり、疲れたり。

そういう時は、犬を見習ってじっとしているに限る。