2015-08-24

Shopping Gameのめまい

 ■Sex Pistolsは"All your dream is a shopping game"と怒鳴った


 街をうろつくといやされるのは「すべて金で買えるから」「金で買える幸せがたくさんあるから」。
でも、金で買えるものしかなくてめまいがする日もある。






2015-08-23

街の表面

■2015年8月


 残暑のなか、カメラ片手に吉祥寺、神田、秋葉原、銀座をうろついた。
 
#SurfaceOfaCity










2015-08-12

感想文 映画「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」

■どうして、手にとったか


寅さんを観たくなるのは、人生の節目や「おとなって何だ」って考える時期だと思う。おれの場合、小学校高学年、10代最後、30超えた今。また、好きな俳優のフィルモグラフィーをたどると「男はつらいよ」に当たることも多い。

寅さんの、自分のことを棚にあげてのお説教とか、何気ない会話からだんだん自分のセリフに酔ってきちゃうところとか、家庭内に流れる気遣いと断絶の滑稽さとか。ダウンタウンの「とかげのおっさん」コントの第一話に通じるユーモアを感じる。

そんなユーモアや悲哀を感じたくてBSで放送されている「男はつらいよ」を何週分か録画しておいた。最初に観たのが、本作。




■カラッと乾燥した地獄


今作は、「女性が身を預けてくれた時に受けとめきれなかった」経験のある男には、つらい映画だ。
ジメジメはしていないけれど、カラッと乾燥した地獄なのだ。そういう意味で、今作はダウナーだ。
公開時の「このたびの恋は 寅次郎にとって ちょっぴり、きつうございました はい…」というキャッチコピーからして、それは狙いどおり、または「どう編集しても、そうなっちゃった」んだろう。

ある感情や情景と強く結びついて、これからも繰り返し思い出すんだろうな。ひどく酔っ払った時に映画ダンボのピンクの象を思い出すみたいに。


■受けとめる器のない男に頼るのを諦めた


女性の側からは、どう見えるんだろう。きっと「受けとめる器のない男を頼るのを諦めた」に過ぎない。
「『男に全身でぶつかっていかない』からお前は失恋したんだ。幸せになれないんだ」と老人に説教をされ、半信半疑で、次の男にぶつかろうとする。すると、相手は意気地なしで見て見ぬふりでスルリと身をかわす。頼るに値する器の男じゃないんだ。頼りがいのある男なんているのか、と元の生活に帰っていく。

 男はふがいなさを見限られ、女はしたたかに生きていく。
男にとっては乾燥した地獄だ。テレビ放送で観たあと、最近「観ずに死ねるか!傑作絶望シネマ」という特集上映で本作がかかった、と知った。立川志らくさん、高橋洋二さんの解説がついたそうだ。おふたりがどんな絶望を語ったのか、気になる。

個人的には、絶望というよりは諦念を感じた。寅さんにとっても、女性にとっても。寅さんは懲りずにカラ元気で同じことを繰り返すのだ。


2015-08-02

三題噺 No.001「過労死」「つくし」「相撲取り」

■三題噺 No.001「過労死」「つくし」「相撲取り」

ご笑覧ください&あなたも噺を作って遊ぼうよ!




おしまい

2015-07-26

三題噺 No.002「一年生」「時短テク」「ニューハーフ」

■三題噺 No.002「一年生」「時短テク」「ニューハーフ」

ご笑覧ください&あなたも噺を作って遊ぼうよ!




おしまい

2015-07-12

三題噺 No.004「ゴールデンウィーク」「政治家」「セクハラ」

■三題噺 No.004「ゴールデンウィーク」「政治家」「セクハラ」

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おしまい

読書感想文 「世界一ふざけた夢の叶え方」

■どうして本書を手にとったか


本屋の自己啓発書コーナーは楽しい。癒しに溢れている。本を読むだけで夢が叶い、悩みが消えるかのような気がする。

古本屋チェーン店の自己啓発書コーナーは、すこし悲しい。夢と悩みが消費された、使用後のコンドームを見るような気がする。逆説的に「何が夢の落とし穴なのか」を教わる気すらおぼえる。

おれも、自己啓発書を消費するのが好きだ。古本屋の平積みと、本屋の棚を見比べる。古本屋で見かけない、または平積みされている、その両極端が、おれの好みだ。

根拠のないデータ、独断と偏見、ムチャクチャな論理、主張の矛盾。それでも、ポジティブな言葉が並んでいると一時的にテンションは上がる。安い酒でも酔える。そうしたい気分の時もある。
そうやって見つけた本に、まれに大当たりがある。本書でも引用されている、斎藤一人さんがそうだ。

本書は、古本屋であまり見かけないので、本屋で購入した。


世界一ふざけた夢の叶え方



■語り口はわくわくしたが、内容は・・・


著者3人が仲間と一緒に、失敗や目標達成を重ねる体験談の語り口は、わくわくした。

けど、夢と実現手段が表面的にしか語られないので、内容は・・・「お金を稼ぎたい」という「夢」を「情報商材と自己啓発書の販売」で叶えた、とおれは誤読した。

著者3人それぞれの「夢」は、年収、ベストセラー、セミリタイア生活。お金を稼いだ後に何したいか、という夢が語られないので共感しにくい。夢というよりは数値目標にしか読めなかった。

その「夢」の叶え方が、情報商材の販売、自己啓発書の出版、セミナーの開催なのだ。商材や書籍の内容を見ていないのだけれど「人生を3秒で変える」「浮気調査マニュアル」「モテる男の法則」というタイトルは、正直うさんくさい。

斎藤一人さんの書籍も、笑えるタイトルだけど内容が良い、というギャップがあるので、著者3人の仕事もそうだろうとは思うのだが・・・

■期待は満たされたか


50%満たされた。30分で読み切れるので、楽しいズッコケ三人組の物語として楽しみました。

いっぽう「夢」と「夢の叶え方」は、前述のとおり共感できなかった。けれど、本書を手に取ったおれは、まんまと著者3人の「自己啓発書ヒットの作り方」に乗っかったわけで、降参です。

タイトルの「世界一ふざけた夢の叶え方」の「ふざけた」は何にかかるのかな。


世界一ふざけた夢の叶え方
ひすいこたろう 菅野一勢 柳田厚志
フォレスト出版