Sublime Frequencies というレーベルから出ているオムニバスに収録されている、ということだけがわかった。早速、購入しウットリ聴いている。
詳しい人が見つけて情報をくれないかな、という期待をこめて、レーベルのアルバム紹介を勝手に訳して置いておく。
モロッコのマラケシュの中心広場、Jemaa El Fna (「死者のランデブー」の意)は永い間、地球上でもっとも注目に値する社交場のひとつだ。Troupe Majidiのことをもっとご存知の方がいたら、教えてください!ご存じない方でもし興味持たれた方がいたら、amazonでもMP3が買えるけれど、上記のページならロスレスも買えるのでおススメ。
日中は、そこで様々なエンターテイメントが繰り広げられる。話芸、曲芸、手品に蛇使い、魅力的な見世物なら何でも。さながら万華鏡のようだ。
日が沈み、あたりが暗くなると、群衆が興奮と熱狂を帯びてくる。夜のミュージシャンが準備を始めるころだ。観光客むけのパフォーマンスではない。彼らは自由に、恍惚としながら官能的な演奏を繰りひろげ、群衆を鼓舞する。
このアルバムに登場するのは、Jemaa El Fnaの伝統を受け継ぐグループ、Troupe Majidi、Amal Saha、Mustapha Mahjoubだ。
収録曲は、モロッコの偉大な音楽家、Nass El Ghiwane、Lemchaheb、Jil Jilala、Larssadらのレパートリーや、Chaabiカノン(モロッコ風のポピュラー音楽)から採られている。そして、その解釈は生々しく直情的でヒリヒリするほどだ。楽器の音も、自動車用バッテリーとメガフォンで増幅され騒々しい。
このアルバムは、この音楽の力と熱量を近距離で捉えた貴重な録音だ。忠実に記録できたのは、優れたストリート・ミュージックに対するHisham Mayetの熱意による。
2005年に録音され、いくつかは彼の映画「Musical Brotherhoods from the Trans-Saharan Highway」で使用された。このアルバムには、映画には使用されなかった曲も、Jemaa El Fnaの熱気とともに収められている。