東京都現代美術館「ピクサー展」に行ってきた。
■なんと言っても、ストロボ・ゾートロープが素晴らしかった。
トイ・ストーリーの3Dフィギュアがターンテーブルに配置されている。ターンテーブルが回り、照明がストロボ点灯に変わると、彼らが動き出す。岩井俊雄さんとグレゴリー・バーサミアンさんが作った、ジブリ向け作品に触発されたらしい。
存在しないもの(彼らの動き)が見える。そして、それを作り出しているのは、見ている自分自身なのだ。おもちゃに生命が宿る、というのは映画トイ・ストーリーの本質でもある。それが、数分間の間にあらわれ、消えていく。一時間ちかく、うっとりさせてもらった。