2016-09-20

1年前のこと


 日記をつけている。数年分を1冊に書いているので、去年の今頃のことを読む。去年の今頃、安保法案が可決されたことが書いてあった。

あの日は、出張先から新幹線で東京に戻り、その足で新宿 末廣亭で永野さんが「くまさん応援大会」やるのを観た。新幹線に乗った時点でなぜか、既に可決されたと思い込んでいて「ああ、可決か」と諦めていたのを覚えている。

帰宅してテレビをつけると、参議院での福山哲郎さんの演説。気持ちがあおられて、諦めが憤りに変わった。あれから、世の中は確実に、ゆっくり変わっているのだろうが、はずかしながら生活感覚はほとんど変わっていない。

しかし、おれが最近、一休さんの文学にかぶれているのは室町時代中期から末期の空気を、感じているからかもしれない。