2015-12-29

仁義なき戦い 総集編

■仁義なき戦いをフィルムで観た


 幸いなことだ。池袋の新文芸坐のスクリーンで、フィルムで、初めの4作を観た。

たしか、菅原文太さんの追悼で「仁義なき戦い」「仁義なき戦い 広島死闘篇」を、
加藤武さんの追悼で「仁義なき戦い 代理戦争」「仁義なき戦い 頂上作戦」を。

映画をフィルムで観るということは、制作者と同じソースを、エッセンスだけ愉しむということだ、という夢をおれは観る。公開当時よりも劣化しているので、製作者の意図どおりばかりではないだろうが、きっと近いんじゃないか。良くも悪くも鮮明「ではない」から、伝わりやすいことと、伝わりにくいことがある。

主題や迫力は伝わりやすい。描きこみや言葉は伝わりにくい。はっきり言って、セリフの何割かは聞き取れないので外国映画を観るようだ。外国映画を字幕や吹替なしで観る楽しみに近い。

■ブルーレイ、原作と脚本で確認


 ブルーレイで観ると、名優の表情や情景の美しさがわかった。

笠原和夫さんの脚本を読むと、「描きこみ」と「言葉」がわかった。特にフィルムで観た時に気づかなかったツジツマがようやくわかった。飯干晃一さんの原作を読むと、笠原和夫さんの脚本がいかにすごいかがわかった。原作のあちこちに散らばるエッセンスや名台詞が、あの濃厚な脚本に凝縮されていることに驚いた。これは、作品に表れない取材と研究がすごいぞ。笠原和夫さんの資料本が昔、出ていたそうなのでチェックしてみたい。

読書感想文「水の上を歩く?酒場でジョーク十番勝負」

 ジョーク、小咄が好きなので手に取ってみた。素敵なジョークがいくつもあった。おれにとっては打率2割くらい。これはすごい。ジョークの魅力を再認識できて楽しかった。思わずジョーク集をたくさん買いこんで、データベースを作り始めてしまった。

開高健さんと島地勝彦さんの対談のように演出されていて書評で「洒落た会話」と書かれていることがある。けれど、ほとんど書き直されているのは明白だ。また、島地さんの発言(として書かれている箇所)は、下品でつまらない。おれがキャラクターを存じ上げないので楽しめないのであろう。バブル当時の読者は、島地さんのキャラクターがわかっていて、笑えたのかもしれない。
書籍だけでなく映画でもなんでもそうだけど、主役を引き立てるための「つまらない奴」をどう描くかは難しい。「つまらない奴」として演出しないと伝わらないし、かと言って、本当につまらないと、作品自体がつまらなくなる。

2015-12-28

iTunesライブラリをクラウドに置く

 初めてiPodを買った時、貴方も興奮気味にCDをかたっぱしからリッピングしたはずだ。
おれは、お気に入りのCDは、すべてiTunesに入っている。もう、Appleから逃げられない。
他社製品に乗り換えてリッピングしなおす?まさかね。

ユーザーのライブラリを手中に収めてしまうと、強い。
Apple、amazonの強みは、ユーザーの持ち物を預かってしまったところだ。


■数年前、おれのiTunesライブラリを入れていたHDD(2TB)がふっとんだ


 バックアップ手段について、より神経質に考えるようになった。

iTunesとして、最初の選択肢はApple musicだが、却下した。自分の持っている曲が自動的にクラウドと同期される点は魅力的だが、自分のロスレス音源がデグレードしてしまう。

聴き分けられるか、は重要ではない。できるだけ良い音で聴けるようにしている、という思い入れが重要だ。

ユーザーが一番、惜しげもなくお金を使うのは、すでに持っているライブラリの品質の維持なので、Appleももっとうまく儲けてくれればいいのに。


■そもそも、ライブラリを所有する、という考え自体を捨てストリーミングに移行しようかとも思った


 アナログは所有するもの、デジタルは利用するもの、と割り切れないかな、と。けど、現状ではストリーミングでは聴けない音楽のほうが多い。例えば、志ん生が聴けるストリーミングは今のところないはず。


■解決策 : iTunesライブラリをGoogleドライブに置く


 やってよかった。1~2万円で自宅にNASを買うより、月額1,000円程度で1TB借りられるほうが、安心だ。NASのファンが回る音、ディスクを書き込む音も気にならない。

さらに外出先で参照、再生できるのがよい。iPhoneに入りきらなかった曲も、Googleドライブアプリで再生できる。(音質的にはダウングレードされてるんだろうけど)


■注意点


(1) クラウド側がマスタになる


 同期を切ると、ローカルに置いたファイルが捨てられることになる。クラウド側からおとしてこればよいのだけど、それなりに時間がかかるので要注意。おれの場合、1TB程度のライブラリをアップロードするのに3日間要した。下りの回線速度は多少早いとしても、相当かかるだろう。

(2) ライブラリが先祖がえりしてしまう


 クラウドと同期させるようにしてから、度々、先祖がえりが起きた。音楽ファイル自体は消えたりはしないのだけれど、「この間、変更したリッピングした曲がなくなっている」「レーティングやプレイリストの変更が反映されていない」など。

iTunesは、ライブラリの内容をitlファイルとxmlファイルの2種類で保存するのだが、どうやら、これらが、クラウド側の古いバージョンで上書きされてしまうのが原因らしい。

一応、xmlファイルの出力を止める事で、先祖がえりは起こらなくなった。

 ここからは推測だが、iTunesは常にitlファイルを更新していて、時折xmlファイルに反映する。xmlファイルへの反映とクラウドとの同期のタイミングによっては、ローカルのxmlが古い、と判定されてクラウド側のxmlで上書きされてしまうようだ。そして、iTunes再起動時はxmlファイルを正として読み込むようだ。

年末年始にこっそり読む、ポンコツ新聞

 年末年始に、amazonにて無料で、ポンコツ新聞を配ります。
白昼夢のようなマンガなので、初夢に効くかも。

既刊それぞれ、無料配布期間が異なります。
ぜひ、無料の間にダウンロードだけでも済ませてください。

■12月30日17時~12月31日17時





■12月31日17時~ 1月4日









■1月3日17時~1月4日17時




2015-12-15

バーとかクラブ、もっと日本酒置いてくれないかな

 今年は、日本酒ばかり飲んでいる。

果実のような香りのするのが好きだ(薫酒というのだろうか)。

女性フェロモンの匂いに似ている気がする。


日本酒好きの困りごと。

夕方うっかり日本酒飲んじゃって、行きたかったクラブイベントを諦めることがある。

飲み会の1軒目で日本酒飲んで、2軒目がバーだと飲むものなくて、薄ーい水割りをすする。
飲み足りないのに、悪酔いするという。


バーとかクラブ、もっと日本酒置いてくれないかな。

ビール、リキュール類のメーカーとの契約があって難しいのだろうか。

Richie Hawtinさん、もっとがんばってほしい。



■今年、おいしかったお酒

おれは全然詳しくないいので、統一感ないのかもしれないけれど、事実美味しかったお酒たち。

京都 錦市場の「器土合爍」(丹山酒造のお酒を扱う)と、
東京駅のはせがわ酒店に、いつもお世話になっています。



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2015-12-14

料理は瞑想

 生業がうまくいかないと、あそびもうまくはいかない。

一日中、選択と判断を繰り返して疲れているんだろう。

日中は元気だった煩悩も、帰り道はシーンとしている。

家に着くと、グッタリするかボーッとするか。無為に過ごすだけだ。



ある日、帰宅して料理をしていると、疲れがとれることに気づいた。

どうしてだろう。上手に瞑想ができた時みたいに、地に足がつく感じだ。

五感を使うからだろうか。

器用ではないので、カンタンに切って焼く程度の料理。

静かなバーに立ち寄って、グラスを見つめているような気分だった。

2015-12-13

感じないのは不感症、気づかぬふりは過剰適応。

 結果がでること、「これはお客様にとって価値がある」と自信があること、

このふたつは生業の絶対条件だ。



このふたつが疑わしい時は辛い。

だれもが、ほんとうは違和感を感じているのに、気づかぬふりをしている。

騒ぎたてるやつはバカだ。



しかし、感じる以上、その違和感を信じるしかないのだ。

感じないのは不感症、気づかぬふりは過剰適応。

おれの脳がこわれているなら、おれ自身はそれがわからない。

迷惑をかけるなら、誰かが病院につっこんでくれるだろう。


自分の感覚を疑うなんて、おれは相当弱っているらしい。

たくましい猫ちゃんの横顔を見て、自分を戒める。


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