2015-10-26

KDPダウンロード数から読者数を推定する

■あそびでやっている、新聞づくり


寝室でこっそり読む新聞、ポンコツ新聞の第4号を今月11日に発行した。
amazonのKindle Direct Publishing (KDP)という電子書籍の個人出版だ。

今週末は、その無料配布キャンペーンをやった。


■ダウンロード数が伸びた理由


24時間だけ実施したのだが、単位時間あたりのダウンロード数は過去最高だった。なんでだろう。

発行してからキャンペーンをするまでの期間(2週間)はいつもより遅いくらいだった。発行日でソートした人にたくさん、ひっかかったわけではなさそうだ。
ちなみに、発行して2週間くらいはamazonで新着マークがつくらしい。今回のキャンペーンではマークがつく、つかないでダウンロード数が左右されたとは思わないけど。

販売価格設定は、過去より少し高めだった。通常価格の降順でソートして無料で読めるものを探した人に、ひっかかった可能性はありそうだ。

 もし、内容や見た目が影響したとすれば、たぶん表紙が女の人のイラストだったからかもしれない。



■ダウンロード数から読者数を推定する


無名の新聞をお金を支払って読む人は少なくて当然だ。毎号、無料キャンペーンをやると、ようやく人の目に多少は触れる。

「人の目に触れた」といっても、おれがわかるのはダウンロード数だけだ。読んでいない人数も含まれる。読んでくれた人がどれくらいいるか、を推定する試みとして、今回のキャンペーンでは、ひとつ前の第3号も同時に無料配布キャンペーンをやってみた。

第3号は古いので確実に、最新号より目に触れるチャンスは少ない。たぶん、「いま、無料配布キャンペーンされているもの全部」という人にしか目に留まらないはず。

第3号は今年8月に無料配布キャンペーンをやった時の、ダウンロード数のデータがある。残念ながら今回みたいに24時間だけの実施ではなかったので、厳密には単純比較はできないんだけど、ま、推定には使えるだろう。

今回のキャンペーンで第3号をダウンロードしてくれた人数から、
8月のキャンペーンで第3号をダウンロードしてくれた人数をひくと、
今回第4号をダウンロードした後に第3号に手を伸ばしてくれた人数が推定できる。

それは、最新第4号のダウンロード数の約4.5%だった。
いい線いっていると思う。

おれの理論「おれと好みが似ていて読み取ってくれる人は5%、好きになってくれる人は1%」に合う。きっと、第4号をダウンロードした人のうち4.5%の人が、第3号も「無料なら」とダウンロードしてくれたはずだ。

とはいっても、無名の新聞でダウンロード数が小さいので、「好きになってくれる1%」にあてはまるのは、ほんの数人、ひと握り。

これを繰り返せば、あそびがもっと楽しくなるはずと信じてあそび続けるしかない。


■実は、まだ無料で読めるみたい


amazonプライム会員ならいつでも無料で読めると気づいた。
kindle持っていなくても、スマホやブラウザで読めるので是非。